満足いく治療を受けるには、最初が肝心です。具体的なシステムは歯科医によって異なりますが、私のところで行っている治療の流れを例に説明しましょう。
まず、初診の患者さんが来られると、診察をして「お口のノート」を作成して、お渡ししています。お口の中全部を総合的にチェックして、治療方針を立てるのです。
はじめは問診をします。例えば「右の奥歯が痛い」という患者さんがいたら、どんな痛みなのか、いつ頃から痛むようになったかなど詳しくお聞きします。
そして、その歯から治療を始めて、ほかの歯が虫歯や歯周病になっていないかなど口の中全体を診察します。歯の内部の状態を見るには、レントゲン写真を利用します。C2、C3まで進んだ虫歯の外から見えない部分を知るには、レントゲン写真が役立つのです。
そして、虫歯がどことどこにあって、どんな程度かといった現状を「お口のノート」にまとめて、カウンセリングを行います。患者さんの希望をお聞きして、それに応じた治療法を決めるのです。そこでは治療のメニューを説明して、インフォームド・コンセントを徹底します。どういう治療法があって、それぞれがどう違うかを説明し、そのうえで選択できるようにしているわけです。
カウンセリングでわからないことがあれば、積極的に質問してください。患者さんには知る権利も選ぶ権利もあるのですから、納得いかないまま治療を受けることはありません。きちんとした説明がない場合や、質問に答えるのを面倒がったり、質問すること自体を嫌がるような歯科医は、かなり問題があると考えた方がいいでしょう。
鈴木歯科医院ではインフォームド・コンセントを基本に、丁寧な歯科治療を行っています、詳細はこちらでどうぞ。